恐山温泉（青森県むつ市）

　恐山温泉は、青森県にある日本三大霊場恐山に湧く温泉。

実は恐山には温泉がある件

　あまり有名じゃないけど、恐山の中には温泉施設がある。
　宿坊の湯としての利用がメインのようだけど、日帰り入浴も可能で、一般にも開放されている。

　草も生えないような恐山の地獄地帯に数件の古い木造浴場が建っているので順に湯めぐりすることにする。

間違えて女性風呂に入ってしまった！！

　まずは、左手にある建物へ。男女の別の看板が掲げられていなかったが、入り口は男女別だが中はひとつという、東北にありがちな典型的な混浴のスタイルとなっている。
　先客は若い男性一人。その人と一緒に入っていたら、その男の人の彼女（カップルの相方）らしき人が来て、「ここはかつては混浴だったが、今は男女別になったとおばちゃんが言っていた。上がったほうがいいよ。」と知らせに来た。そんなわけで慌てて湯を出る。
恐山だけに、ある意味恐ろしい体験をしてしまった。

気を取り直して、男性専用の温泉へ

　反対側にある男性用の浴場へ。
　こちらも先ほどの湯と同じように木造で、中にシンプルな浴槽がある。お湯は薄く白濁している。
　そして白く大きな湯葉のような湯の華が舞っている。
　源泉が熱いので加水しているとのことだったが、熱くては入れないので適当に埋める。湯を舐めてみたが、とても酸性の強いすっぱいものだった。