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【玉川温泉】玉川温泉(秋田県仙北市)

掛け流し

玉川温泉・玉川温泉の日帰り温泉入湯記




岩盤浴の光景
 日本最大の湧出量にして日本最高の酸度を誇る玉川温泉にあるホテル。新玉川温泉に続いて入湯した。
 新玉川温泉が一般向けの滞在施設なのに対して、ここ玉川温泉は湯治客が主体で、長期滞在で自炊しながら過ごすというスタイルが一般的のようだ。
 玉川温泉はお湯もさることながら、温泉の湧出地の近くの岩盤に寝そべって暖まる岩盤欲が人気だ。
 人気の秘密は、なんといってもその効能にあるらしい。医者が見離すほどの末期の癌でも、玉川温泉で湯治をしたら直ったという話が多々あるとのことだ。
 岩盤浴をする場所では、天然ラジウム放射能を発する世界的にも貴重な鉱物「北投石」が産出するとのこと。この「北投石」は、世界でも3箇所にしか存在しないとても貴重な石で、国の天然記念物にも指定されている。その貴重性と効能ゆえか、北投石は、ネット上でもものすごい高値で取引されている。
 岩盤浴は、玉川温泉の温泉施設のすぐ横にある国立公園内で行うものなので無料なのだが、朝早くから、たくさんの人で賑わいでいた。それも、自力では歩けないばあさんが車椅子で押されさらにはおんぶされる光景、熱の伝わってくる場所を求めて岩場ではなく、舗装された歩道上で岩盤浴を行う老夫婦など、のこのこと観光に来てはいけないのではないかと思わされる壮絶な光景が目に入り、多少複雑な気分になった。
 岩場には、掘っ立て小屋のような粗末な小屋があり、その小屋の中でも岩盤浴を行うことができるのだが、小屋からは人が溢れかえり、外でもたくさんの人が寝そべっている。
 小屋の前には、噴出した源泉が川のように流れている。毎分9000リットルの湧出量は半端ではない。場所がよければ、中規模の温泉街ができてしまいそうだ。
 そんな公園内をぐるっと一回りして、温泉施設のほうへ。

 ホテルのほうも湯治客がたくさん泊まっており、泊まろうとしても泊まることができないほど予約が殺到しているらしい。1年待ちということもあるらしい。
 子供の皮膚の状態が、昨日の新玉川温泉の入湯以来イマイチなので、1人で入ってくる。
 風呂の雰囲気は、新玉川温泉とほとんど同じだ。ただ、浴槽の数が若干多く、ぬる湯とあつめのお湯などかなりたくさんの浴槽がある。さすがに、玉川温泉3湯目なので慣れてきたかと思ったが、逆に今までよりも痒さを感じる。

 せっかくなので、源泉を飲んでみる。玉川温泉のほかの入浴施設にも同様の注意書きがあったが、源泉は10倍に薄めて飲む必要がある。源泉の蛇口の横には真水の蛇口がちゃんと設置されている。薄めないと、胃の調子が悪くなるそうだ。1日の摂取量はたった20ミリリットル、そして飲んだ後はうがいをしないと、歯がボロボロになるという。
 薄めて飲んでもさすがにすっぱかった。とても一気には飲めるようなものではない強烈さだった。

 上がってから気づいたが、包丁もぼろぼろになってしまうほどの強酸性ということを忘れ、メガネをかけ、時計をしたまま風呂に入っていた。後日、両者とも錆が出ていたのには、さすがにびっくりした。
[2005年08月15日入湯]

玉川温泉の施設情報

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玉川温泉の住所

●住所:秋田県仙北市

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最近は多忙で、湯めぐりする機会になかなか恵まれず、悶々としている今日この頃です。
以前は毎週のように温泉に通ってたけど、最近は年に数度の遠征旅行で温泉を巡っています。

このページに記載されている玉川温泉の体験記は、主観に基づくものです。
特に、掛け流しかどうかは「掛け流しと感じたか」どうかを基準としている場合があります。浴槽の一部のみが掛け流しの場合、その時の気分によって掛け流し認定していたり、掛け流し認定していなかったりということがあります。(気まぐれということです。)
また、データは基本的に入湯日(2005年08月頃)のものとなっています。入湯料などは変動する可能性があります。
施設の都合により日帰り入浴をやめている、繁忙期は日帰り入浴を受け付けないなど例外的措置をとっている場合がありますのでご注意ください。