天然温泉 湯来・楽 内灘店（石川県内灘町）

天然温泉 湯来・楽 内灘店は、石川県内灘町の内灘海水浴場のすぐ近くにある温泉。
突然思い立って、コンフォモール内灘に行ったのだけど、そこで隣に温泉施設を見つけて行ったという次第。

このサイトに書かれている通り、オープンは11月29日。できたばかりの施設のようだ。そんなこともあり、駐車場には誘導員がいるが、その割にそれほど人は入っていない。広大な駐車場のうち、半分以上は空車だ。
設計は、玉岡設計。そんなわけで流行の温泉施設らしい造りだが、大金をつぎ込んでいるというほどの高級感はない。また、よっぽど急いで作ったのか、内装にはボードの割れ、ペンキのたれなどが目立った。工事関係者の苦労がうかがい知れる。

さて、施設のほうだけど、湯来・楽 内灘店の一番のウリは北陸最大級の岩盤浴らしい。確かに館内案内図を見ても、なかなか広そうな岩盤浴だ。だが、岩盤浴には興味がなかったので、普通の風呂のみ利用することにする。
入浴料は800円。かなり強気の価格設定だ。

風呂は、大浴場とサウナ、露天風呂が2つ。
大浴場は御影石作り。お湯は循環されており若干塩素のニオイがする。

露天風呂のほうは20人以上は入れそうな浴槽と壷湯が4つ。壷湯は、すべての浴槽の中でもっとも塩素がきつかった。

露天風呂のうち一方が掛け流しになっている。掛け流しがあるとは全く期待していなかったので、ありがたい限りだ。
泉質はナトリウム-塩化物強塩泉で、やや茶色っぽく濁っている。浴感は塩分が濃いだけあって、かなりピリッと来る。味もかなり濃く、海水のようだ。香りは、ヒノキ＋出汁だが、同じ海沿いにある松任CCZ温泉よりはヒノキ臭はしない。
湧出量は不明。横にある看板によると風呂の入浴剤の300倍?以上の成分が入っているとのことだった。

泉質はとてもいいのだが、唯一の欠点は風。海に面しているので、ものすごい風が吹いてくる。竹垣があるのだが、わずかな隙間から冷たい風がびゅうびゅう吹いてくる。塩化物泉なのですぐ熱くなるが、出ると寒いのでまたすぐ入る。これの繰り返しだった。

だが、さすが塩化物泉。風呂から出た後もなかなか汗が引かなかった。