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【八幡平温泉郷】藤七温泉・彩雲荘(岩手県八幡平市)

混浴 濁り湯 掛け流し

八幡平温泉郷・藤七温泉・彩雲荘の日帰り温泉入湯記

 藤七温泉は、八幡平の中でも最高所に湧く温泉。他の八幡平の温泉もそうかもしれないが、電話も電気も通じないという秘湯中の秘湯。
 場所は、八幡平アスピーデラインの秋田県と岩手県の県境付近から、八幡平樹海ラインを少し下ったところ。
 いったんは通り過ぎていたのだが、あまりの野湯度の高さに入ってみることにした。

 雰囲気は、近くにある蒸けの湯と似たような感じ。蒸けの湯に入った時に、ここまで野趣溢れる温泉などそうそうないと思ったばかりだったのだが、ここ藤七温泉も、蒸けの湯に勝るとも劣らぬ野湯だ。道路からも丸見えの混浴露天風呂は、まさに大地の中の風呂といった感じだ。しかも、この大地の中に浴槽がいくつも点在しており、それらを裸のままで行き来する。
 浴槽からは、間近にある荒涼とした山が見られる。あいにく霧っぽいので、時間帯によっては視界がさえぎられることもあったが、晴れていればさぞかしきれいだろう。山のいたるところから温泉が湧き出ていて、小川のようになっている。それらを1箇所に集め、噴水のように吹き上げ、その周囲の平場に流すことにより、湯温を適温にまで下げているようだ。

 お湯はまさに泥湯。蒸けの湯と同じく、ねずみ色の濁った泥混じりのお湯だ。湯船の底にはスノコガ敷かれ、その下に泥が堆積している。そしてその下からは温泉がボコボコボコボコと湧いている。すごいとしか表現のしようがない。

 残念なのは、各浴槽を行き来する園路がかなり歩きにくいこと。枕木と、スノコで造られた園路は時折釘が飛び出ており、裸足で歩くのは若干危険だ。しかも、湯船にも園路の構成部品の一部であるコンパネの破片が入っていたりする。まぁ、このあたりは秘湯ということでやむをえないとも言える。

 今回は入湯しなかったが、建物のほうにも内湯と絶景の露天風呂があるという。機会があれば試してみたいものだ。
[2005年08月15日入湯]

藤七温泉・彩雲荘の住所

●住所:岩手県八幡平市

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最近は多忙で、湯めぐりする機会になかなか恵まれず、悶々としている今日この頃です。
以前は毎週のように温泉に通ってたけど、最近は年に数度の遠征旅行で温泉を巡っています。

このページに記載されている藤七温泉・彩雲荘の体験記は、主観に基づくものです。
特に、掛け流しかどうかは「掛け流しと感じたか」どうかを基準としている場合があります。浴槽の一部のみが掛け流しの場合、その時の気分によって掛け流し認定していたり、掛け流し認定していなかったりということがあります。(気まぐれということです。)
また、データは基本的に入湯日(2005年08月頃)のものとなっています。入湯料などは変動する可能性があります。
施設の都合により日帰り入浴をやめている、繁忙期は日帰り入浴を受け付けないなど例外的措置をとっている場合がありますのでご注意ください。