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【別府・明礬温泉】別府温泉保養ランド(大分県別府市)

混浴 濁り湯 掛け流し

別府・明礬温泉・別府温泉保養ランドの日帰り温泉入湯記

 別府温泉保養ランドは、泥湯の混浴露天風呂で大変有名な温泉。別府市郊外の明礬温泉というところに位置するこの泥湯は、皮膚病にとても利くそうで、湯治客もいるそうだ。

 決してきれいとはいえないフロントで料金を払い、渡り廊下を渡って温泉のほうへ。温泉のほうの建物もかなり古びていて、湯治という雰囲気がよく伝わってくる。風呂の前には、畳の部屋があり、湯治の合間の休憩所のような趣となっている。

別府温泉保養ランドのお湯はねずみ色

早速浴室へ足を運ぶが、中もかなりぼろい。できれば入りたくないというのが本音だ。
 まず、ねずみ色のような湯に浸かる。次に湯治場のようなさらに色の濃いお湯のほうへ。

 ここでは隙間もないほど人が入っている。みんな黙り込んでいて、本当に病気を治していそうな雰囲気だ。別府温泉保養ランドの施設名に「保養」という文字が付いているのもうなずける。
 申し訳ないような気持ちで、泥湯に恐る恐る入る。
 なぜか、歩いている面と浴槽の縁の間に30センチほどの段差がある。滑らないように慎重にそっと足をつける。
 お湯というよりも泥に足をつけるような間隔だ。「どぽっ。」という音がした。
 遠慮がちに人のいないほうへ入っていったらおぢさんが、「そこは熱湯があるから危ないよ。」と教えてくれた。全体としてはお湯はかなりぬるめだが、確かに所々に妙に熱い所がある。どろどろしているから温度も一定にならないのだろうか。
 5分ほど浸かっていたが、雰囲気に嫌気が差したので、別府保養ランド名物の混浴露天へ行くことにする。

 「出るときは必ずシャワーを使ってください。」と張り紙があったが、シャワーをひねっても出るのは冷たい水のようなお湯ばかり。粉雪が舞うほど寒い中、冷たいシャワーは耐え難いので、儀礼的にさっと水をかけて露天のほうへ行く。
 屋根のかかった通路を歩いていくと、途中に水虫の療養専用の浅い風呂がある。いわゆる療養泉だ。

別府保養ランド名物・混浴露天風呂

 建物の外に出ると、池のような大きな混浴露天風呂がある。ここが別府温泉保養ランドの中でも最も有名な浴槽だ。
 こちらも湯治者がたくさんいた風呂と同様、ねずみ色のお湯だ。
 混浴露天風呂の底には、20センチほどの泥がたまっている。ずっと時間をかけて堆積され、いろいろな成分が混ざっていてパックなどに非常によいというのだが、どうも汚そうな気がしてパックする気にはなれない。
 お湯の温度が場所によってぜんぜん違うので、ちょうどよい温度のところを探して、一休みする。

 タオルは、泥の中につけてはいけないということなので、ところどころにあるタオル掛けの竿にかけてあったのだが、移動するたびに持って歩いていたらいつの間にか泥だらけになってしまった。
 泥遊びは厳禁という張り紙がしてあるが、子供たちが泥を投げ合っている。こんな風呂はめったにないから子供が興奮するのも無理はない。
 続いて、さらに奥にある風呂へ。こちらも混浴だ。先ほどの風呂よりも狭いが、人もほとんどいない。

 もう一度中に戻りさっとお湯に浸かる。そしてあがって休憩所に戻る。妻に「顔に泥がついている。」と言われたので、タオルで拭って駐車場へ戻る。

[2003年01月04日入湯]

別府温泉保養ランドの地図

●住所:大分県別府市明礬

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湯めぐりと旅行とDIY好きの家族です。
住んでるとこは中部地方。
最近は多忙で、湯めぐりする機会になかなか恵まれず、悶々としている今日この頃です。
以前は毎週のように温泉に通ってたけど、最近は年に数度の遠征旅行で温泉を巡っています。

このページに記載されている別府温泉保養ランドの体験記は、主観に基づくものです。
特に、掛け流しかどうかは「掛け流しと感じたか」どうかを基準としている場合があります。浴槽の一部のみが掛け流しの場合、その時の気分によって掛け流し認定していたり、掛け流し認定していなかったりということがあります。(気まぐれということです。)
また、データは基本的に入湯日(2003年01月頃)のものとなっています。入湯料などは変動する可能性があります。
入湯当時は混浴でしたが、事情により混浴が中止になっている場合もあります。