【湯原温泉】砂湯（岡山県真庭市）

湯原温泉は、美作三湯のひとつにも数えられる岡山県にある温泉。中でも砂湯は温泉評論家野口冬人が西の横綱とも評した名湯中の名湯で、ずっと入りたいと思っていた露天風呂だ。

湯原温泉は、ここ来るまでてっきり露天風呂がひとつある以外は民宿がある程度の小さな温泉街だと思っていたのだが、意外にも大きな温泉街だ。温泉街中心部の川原に車を停めて歩く。
温泉街には貸切の家族風呂の案内がたくさん出ている。砂湯は混浴露天風呂なのだが、混浴に入りそびれた若い女性を狙っての案内なのだろうか。
10分ほど歩いて砂湯に到着。目の前にはダムがありその横の川沿いに混浴露天風呂がある。

これまで写真で何度も目にしてきた温泉だが、思ったよりも規模は大きくない。また、「川ごと風呂になっている」あるいは「手を伸ばせば川に届くほど川に近い」というようなイメージを持っていたのだが、実際は川原にあるというだけで、川との一体感はそれほど大きくはない。
同じ川沿いの風呂でも三朝温泉の川原湯や四万温泉の山口露天風呂などと比べるとワイルド感は低い。

川原にある野湯だがちゃんと男女別の脱衣所もある。
早速子供と2人で湯に浸かる。浴槽は3つほど。20人以上は入っているが混雑しているというほどではない。混浴なので若い女性も入っている。
お湯は無色透明で、源泉が浴槽の直下にあるのか時折ぶくぶくとお湯が湧き出て来る。

なかなか快適だがもっと大きくワイルドなものを創造していただけにちょっと残念だ。